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 Toru Yamamoto Knives

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                4.ブレードの加工‐1 brade make-1     

                        ■ エッジラインをけがく

 1.エッジラインマーカーでセンターに0.2㎜の平行線をケガキます。  





















2.鋼材の厚みが2㎜なので、片側から0.9㎜または1.1㎜づつで
  センターに0.2㎜の平行線が引けます。


 ブレードタングに回転傷がつかないように加工する。

 
 ブレードタングの回転傷を防ぐために行われている加工法はフレーム(ライナー)のピボットピンの周囲を削り取る方法が一般的ですが、
  私はリカッソを削り取る方法をとっています。この方法は
今までメイキングテキストで紹介されていませんし、このシステムを採用している
  メイカーも少数です。

  この方法を採用した理由はいくつかあります。ライナーの内側を削るのに比べ加工が容易であること。マルチブレードのスペーサーを薄く
  できること。ハンドルの内側に削り跡が見えないこと。などが挙げられます。


3.リカッソ(斜線部)を片側で約0,1㎜弱削り落とします。
  ちなみに写真の方眼(マス目)は10㎜×10㎜です。
 
4.グラインド用の治具(アルミの四角棒15㎜×15㎜)に
  ブレードのパーツをねじ止めします。

5. 右下に見えるナットでブレードを受けています。
 
6.のちに行うブレードの研削もこの状態にセットして行います。

7. 平面研磨時のベルトグラインダーはこのポジションで使用します。
 
8.ワークレストとプラテンを直角にセットします。 

9.ベルトを#120、#240、#400の順に交換して研磨します。
 
10.#400までグラインドしました。 

11.削った部分を#400と#600の耐水ペーパーで研磨します。
 
12.耐水ペーパーと研磨用の当て木です。耐水ペーパーは
   #240~#2000までの計8種類を15㎜幅に切ってあります。

  


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