Purple Valley Utility    (パープル・ヴァレイ・ユーティリティー)

アメリカンカスタムナイフの先駆者で、ランドールナイフにも影響を与えたスカーゲル"William W. Scagel (1873-1963)"のナイフに触発されて作ったのがこのパープル・ヴァレイ・ナイフです。古びた炭素鋼風の仕上げで、ハンドルには「渓谷の大空を飛ぶ鳥」がインレイさています。
私の敬愛するミュージシャンであるライ・クーダーが古いアメリカの曲を集め1971年に発表したアルバム"Into the Purple Valley"(紫の渓谷)よりその名を使わせて頂きました。

 これは7ブレードの多目的ナイフです。ロックバック機構のメインブレードは片刃になっています。その他にハサミ、缶切り、刺抜き兼ピンセット、錐、マイクロドライバー、大型ドライバーが付きます。ハンドルサイズが114㎜の比較的大きなポケットナイフです。ハンドル材はスタッグ。ライナーは真鍮です。



クリップポイントのメインブレードは長さ90㎜で片刃になっています。ハサミは長さ85㎜と比較的大きめです。


   

缶切りの先端はマイナスドライバーになっています。
(左上)

錐は革の穴あけなどに使います。(右上)

刺抜き兼ピンセット実用に十分耐える強度に
なっています。(右下)


全ての鋼材はATS-34です。

 
 



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